復習編「レジリエンスの諸相(18)」第3回
レジリエンスの諸相(18)の第3回の復習キロクです。
4回目も掲載予定でしたが、かなりボリュームが多くなってしまったのでw,今回の記事では3回目のみにしました。
3回目は、遺伝子から見るレジリエンスについてのお話です。
ボリュームマシマシといえば、ラーメンが食べたくなってくるね。
たっぷり野菜の塩ラーメン、美味しそう~(ワンコは食べれないけど)
塩基配列って?
遺伝子はすべての動物が持っていて、塩基の並べ方だけが違うとのこと。そもそも、塩基って何?と、理科系科目ヨワヨワのわたしは疑問に。
塩の…もと?
味の…素?【違】
確かに塩も味の素もおいしいです!!・・・って、私もワンコもボケボケですねw
ウィキペディア先生に聞いてみると、、、↓
生物学における塩基配列(えんきはいれつ)とは、DNA、RNAなどの核酸において、それを構成しているヌクレオチドの結合順を、ヌクレオチドの一部をなす有機塩基類の種類に注目して記述する方法、あるいは記述したもののこと
wikipediaより
ふむふむ、分かったような、わからないような、、、?(それってわかってないですやん!笑)さらに調べてみると、おおよそ理解できました。
ちなみに、人とチンパンジーの塩基配列の違いは1.2%だそうです。もっと大きく違っているのかと思いました!
性格は、環境の影響もあるが遺伝の影響も大きいとのこと。これは生まれ持った個性や傾向が誰でもあることを考えると、頷けますね。
人は不安を感じやすく、好奇心が強い
人の場合はセロトニンの輸送に関わるトランスポーター遺伝子と不安の感じやすさに関連が見つかっていて、この遺伝子の発現に関わるDNA領域が短い人は、不安を感じやすい傾向があるそうです。
たとえ自分が不安になりやすい傾向があっても、生まれ持った遺伝子によるものなので、そんな自分を負い目に感じたり、くよくよ悩む必要はないのかもしれません(^^)
裏返すと、その慎重さがかえって良い結果を生むことにつながるかもしれませんし、一つの個性として受け入れられたらいいなぁと思います。
「性格は一つの側面だけを取り上げて、一概に良いとか悪いで判断できるものではない」と、講師の村山先生も言われていましたね。
そしてこのトランスポーター遺伝子は、系統的に人に近い種のほうが短く、人は他の霊長類よりも不安を感じやすいそうです。もともとが、人は不安を感じやすいようにできているんですね〜。そしてそれこそが、ヒトが滅びることなく、生き延びてきた秘訣なのかもしれませんね。
また、ドーパミン受容体にも長さの違いがあり、長いと好奇心が強く、霊長類では人に近づくほど長いそうです。
このことから、好奇心が強い一方で、不安を感じやすく慎重な性格がヒトの進化の原動力となった可能性があるとのことです。
人の攻撃性は低かった!
また、アンドロゲン受容体はヒトでは長く、これは攻撃性が低いことを表しているそうです。戦争の歴史を見ると、もともと人間は攻撃性が高い遺伝子を持っているのかと思いきや、反対なのは意外でした。
争いが多いように感じるのは、遺伝子によるものではなく社会の仕組みによるもの、そして単にヒトの未熟さによるものなんでしょうか?
愛情ホルモンで試験対策もばっちり!?
そしてわんこラブ★のわたしが興味をひいたのは、オキシトシンという愛情ホルモンについてです。
このホルモンは、母親と赤ちゃんのスキンシップで分泌される他にも、犬と飼い主が見つめ合っているときもお互い分泌されるそうです☆
そしてこのオキシトシンには、嬉しい効果がたくさんあるようです。
特に学習意欲と記憶力向上は、試験前のわれわれ放送大学生には嬉しい効果ですね♪
たくさん見つめちゃうぞ!
スキンシップは脳にも体にもいいんだね★
人の多様性は小さかった
ミトコンドリアDNAで人とチンパンジーなどを比べると、人の多様性は小さく、チンパンジーのほうが狭い地域で少ない数にも関わらず多様性が大きいそうです。
これはかなり意外な事実でした!
世界中に分布しているヒトの多様性はかなり大きいものだと思っていたので。
その答えは、<霊長類の中でも高い適応力と、環境を変える力(改変力)があったから>なんですね。そして、それらの力を伝える言語が非常に重要な役割を果たしていたそうです。
言語を獲得したことで、ヒトは進化のパワーとスピードをあげることができたのかもしれませんね。サイヤ人から、超サイヤ人にレベルアップする感じかな?(^o^)
むしろ高い適応力、環境改変力をみにつけたからこそ、遺伝子の多様性を持つ必要がなかったのかな?ヒトは、多様性を持たずとも地球環境と付き合っていく術を身に着けてきたんですね。
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