「 家族と高齢社会の法 (17) 」第13回
第13回は『縮小する家族と介護』です。
日本では近年、一人暮らしや夫婦のみの高齢者世帯が増えており、今後さらに増加することが予想されます。
その中で<介護をどうするか?>というのは喫緊の課題です。
「老老介護」という言葉もよく聞くようになったワン
長生きすればするほど、直面する可能性が高いテーマだね。
コース科目:専門科目(社会と産業)
主任講師名:川島 志保、関 ふ佐子
40歳から被保険者になる「介護保険」とは?
日本においては避けられない<要介護高齢者の増加>や<介護期間の長期化>などの社会的な介護問題に対応するために、介護保険制度(2000年から施行)ができたんですね。
介護保険料は40歳になって以降、毎月の給与から天引きされていますが、使う機会がないこともありイマイチピンときていませんでした(・・;
「保険料高くなったな~、嫌だな~(ToT)」ぐらいの認識でしたw
人生100年時代と言われるようになって久しいですが、介護保険サービスを利用する必要がないぐらいに、高齢期を元気に全うできればそれが一番です。
とはいえ、自分や家族が高齢になったときに、利用する可能性がゼロとはいいきれません。
だからこそ、介護保険制度の概要だけでも把握しておいて、いざというときに有効にサービスを利用できるようにしておきたいものです。
介護保険料を納めている40才以上の被保険者の方は特に、何のために納付しているのか?何に使われているか?の意識をもっておくのは大切ですね☆
必要なときに休業できる、従業員を大切にする会社を選びたい
すでに高齢期に突入しているという方も、これからの方も、介護保険の仕組みや申請の流れは抑えておいて損はないと思います。
放送授業ではスライドを使ってわかりやすく説明してもらえるので要チェックです☆
介護離職の件数は、ここ10年ほどで倍に増えているそうです。
介護休業制度を申請したくても、特に従業員数に余裕がない中小企業などでは、利用をためらう人も多いと思います。
もっと利用にあたっての敷居が低くなって、必要とするすべての人が利用しやすくなる風土ができるといいですね。
そもそも、そういった制度を利用することに遠慮しなければならなかったり、離職せざるを得ないグレーな会社からは早めに離れて、転職してしまうのも一つの手かもしれません^^;
家族のためにも、自分の人生のためにも(^^)
扶養は兄弟姉妹にも義務がある
講義で「扶養」についての説明がありましたが、民法では親子だけではなく、兄弟姉妹に対しても扶養する義務があるとしているんですね。
扶養というのは、親から子に対する援助だけを指すものだと思い込んでいました!
定義(法律)を再確認することって大事だね!
◆扶養とは?
一般的に、扶養とは生計を維持できない者に対して、親族が経済的援助を行うこと
また、生活保護よりもまずは親族での扶養を優先してもらうことで、社会保障費を抑えたいという国の意図があるようです。
<困ったときはお互い様>の精神で、家族同士で助け合うのも大切ですが、困ったときだけ助けを求めるのではなく、日頃から信頼できるような良好な関係を築く努力も必要ですね。
人間は感情の生き物でもあるからね!
普段から、相手より先に優しさを与えることができる。そんな人にワタシハナリタイ。
コメント